-->

Jitterのお話

NoiseとJitterは切っても切れない関係である事は、設計者の皆様には周知の事実でありますが、世の中の常識は非常識という格言があるぐらい、測定アルゴリズムが非公開な物はありません。A社の測定器で計ったJitterとB社の測定器で計ったJitterが違う、ごく当たり前ですが、真相はA社がJitter分離のPatentを持ってるため同じアルゴリズムが使用出来ないのです。つまりA,B,C社の測定器メーカのJitter測定は全て違うと言うことになります。           

※測定器メーカに問い合わせてみてください。

一方Noiseのお話です。

Noiseには、Flicker Noise , Shot Noise, Thermal Noiseとあります。

一番やっかいなのがFlicker Noiseです。調べてみても定性的言い換えれば『理論的に解明されていない』としか説明がありません。不思議です。

ここ数年、Flicker Noiseに関して(いわゆり設計側)の論文も多く、ただ現象として定性的な解析した論文は未だ出て来ていません。Simulatorの方も、積極的に解析をアシストするような機能も追加されてないのが実態です。

で両者共通の用語がありまして、これがこのページでの主題の裏の部分になります。

キーワードはランダム(Random)です。

Jitterについて

ここでは、実際に講座で使用しているテキストから抜粋して、説明します。

Jitterの定義について、初めての方の為に以下用語と意味をご紹介いたします。

Jitterの分離およびその用語については、以下

Rj/Djはそれぞれ、Random Jitter/Deterministic Jitterと呼ばれる物です。

それぞれの要素は、以下になります。

実は、この分離をするのに、各社独自のアルゴリズムを使用しています。

特に各社の説明では、

Rj:正規分布(Gasussian分布)

Dj:非正規分布

として説明してますが、これが間違い!なのです。ちなみに、正規分布⇒Rjではありません。

以下、Randomの定義について示しますので、各自調べて見てください。

正しいRjの抽出には、Randomの正しい定義が必要です。

そして有名なA社はどうやって分離してるのでしょう?

そこでA社のEZ-jit Plusというソフトウエアには以下の様にJitter分離について記載していますので各自ダウンロードしてみてみたください。そして、比較の為に正しい抽出法をご紹介します。

さて実際にどれだけの差が出るか、これは各自で検証してみてください。

と言うと、え〜となるので実例を紹介します。

以下Anritsuの技術資料からです。(資料元:MP1590JITTER_JE1200.pdf)

また、40G/100GのFEC( Foward Error Correction )についてのWhite Paperが出ています。また、測定器も実際にありますので、AnritsuのHPにてご覧ください。

FECというのは、ERROR補正のデータを挿入するのですが、従来Gaussian分布のノイズを挿入してましたが、Random性が悪い為に(つまりGaussian≠Random)ERROR補正効果が減少するとデータ(以下図)が掲載されています。Anritsuでは、Random性に着目して、Poisson分布を持つ(本当のRandom性を持つと言う事ですね)ノイズ発生器をITU-Tに提案して基準として採択されております。

以下、資料になりますので、AnritsuのHPからダウンロードしてみてください。

  • MP1591A_FEC_JR1100_01.pdf
  • MP1595A_JR1100.pdf

以下HPから検索してダウンロード出来ます。

http://www.anritsu.com/ja-JP/Services-Support/Downloads/index.aspx

 

2. まとめ:

正しい知識を持たないと、測定器やソフトに使われてしまい、結果何が正しいのか?と自問自答を繰り返して収拾がつかなくなります。正しい知識は、数学、物理等の基礎学力と論理的な理解力が必須です。開催している講座では、基礎学力の必要性と理解力に重視してさらに、結果を紹介して理解力を高める工夫をしておりますので、興味の有る方は、是非講座へいらしてください。

                 

*iphone アプリ 開発
*ラティース ラティッセ